立川TMOとは

立川商工会議所は、平成11年度に立川市が策定した「立川市中心市街地活性化基本計画」をもとに、ここに「立川TMO構想」をとりまとめた。

本構想策定においては、立川におけるTMO(タウンマネジメント機関)の組織・機能・役割を検討するとともに、中心市街地活性化へ向けての商業者・事業者・商店街等の取り組み・考え方の確認をすることに加えて、個別事業の概要や事業期間、事業実施により期待できる活性化の効果等に関する検討がなされ、とりまとめられたものである。

現在、立川市におけるまちづくりは、都市基盤整備事業とりわけハード面の整備が進展する中にあって、地域産業、商業の振興・活性化につながるソフト面においての戦略が置き去りにされているとの危機感をもっている。

立川市のもてる都市機能をを十分に発揮し、立川の優位性を高め、かつ都市間競争力をどうしたら高めていくことができるのか課題である。今般策定した「立川TMO構想」をソフト戦略構築の機会としたい。

本構想が立川市の認定を受けて、立川商工会議所がTMOとしての機能を付加し、立川市行政ともども官民一体となって率先してまちづくり、活性化に取り組むこと、その推進する方向性と戦略を共有することが望まれる。

最後に、この「立川TMO構想」策定にあたり、中央大学総合政策学部教授細野助博氏をはじめ、多くの関係各位から多大な尽力を賜りましたことに対して、深く感謝致すとともに、本構想が有効かつ具体的に推進され、名実ともに「多摩のフロントランナー都市」となることを切望しております。

立川商工会議所
会頭 佐藤浩二